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ー建築物の材料には何がある?建物検査の建材チェックも紹介!ー

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家やマンションなどの建築物を建てる際には、必ず「建材」を用います。建材とは、建物で使用する材料の総称のことです。例えば屋根を建てる際には瓦、外壁にはタイルやモルタルが使用されます。

 

建築物を建てたあとには、「完了検査」と呼ばれる建物の検査を行わなければなりません。完了検査とは、建築基準法や設計図面に沿って建物が建てられたかどうかを調べる検査であり、検査の内容には建材のチェックも含まれます。

 

新築を建てる予定の方のなかには、下記のような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

 

・そもそも住宅の材料って何がある?

・どのような材料がチェックされる?

・どのような検査がある?

 

そこで今回は建物検査のプロである「合同会社えにしす」が、建築物の材料や材料検査の内容を紹介します。安心できる家づくりのためにも、どのような材料の不具合の有無をチェックしてもらえるのか確認しておきましょう。

 

建築物の材料まとめ

建築物には、さまざまな材料が用いられます。構造物ごとにまとめましたので、家づくりや建物検査時の参考にしてください。

 

【屋根】

・化粧ストレート

・天然ストレート

・トタン

・粘土瓦

 

【外壁】

・サイディング

・モルタル

・タイル

 

【内壁】

・塗り壁

・タイル

・クロス

 

【床材】

・フローリング

・クッションフロア

・タイル

・カーペット

・畳

 

住宅を建てる際には、これらの材料が設計図面の指定どおりに施工されているかどうかが検査の専門業者によって細かく調べられます。

 

建物検査の建材チェックの種類

建物検査では、目視や専門の器具によりさまざまな検査で建築物の材料に不具合がないかどうかをチェックします。

 

ここでは、当社で実施する建材チェックの種類を紹介します。なお材料検査の内容は業者によって異なるため、どのような検査をしてもらえるか事前に確認しておくと安心です。

 

・ウレタン検査

・タイル打診検査

・造作取り付け下地検査

・カラーセレクト検査

・パンフレット検査

・設計変更・有償オプション検査

 

直接外壁などの構造物に使われる材料を検査するものに加えて、パンフレット図面から確認する検査もあります。それぞれの検査内容を見ていきましょう。

 

ウレタン検査

近年断熱性を重視した家づくりをする人が増え、それに伴い外壁にウレタンが使われることが増えてきました。そこで重要になる検査が「ウレタン検査」です。

 

例えば「硬質ウレタンフォーム断熱材」や「ポリエチレンフォーム断熱材」などを使用して家の断熱性を担保する場合には、「JIS A 9521」の基準に沿ったものでなければなりません。

 

検査では、検査専用のピンを使用して、ウレタンの厚さが品質基準を満たしているかどうかを確認します。ピンが根元まで刺さった場合には、厚みが基準以上であることを意味します。

 

タイル打診検査

高級感のある見た目に仕上がることから、住宅をタイル外壁にしたり、玄関ポーチや玄関に外壁を採用した方もいるでしょう。

 

タイルが施された壁に対して、専用の道具で叩いて内部のタイルの不具合を調べます。跳ね返ってきた音の工程によって、外からの目視では確認できない内部の剝離有無を判断します。

 

タイル打診検査は、新築を引き渡すタイミングやホームインスペクションなどで実施されます。外壁や玄関ポーチのタイルが劣化すると、割れ目から雨水が侵入し、ほかの建材の劣化も進めてしまうため注意が必要です。

 

家を建ててから数年経過しているにもかかわらず、定期検査を受けていない場合には、早めに申し込むようにしましょう。

 

造作取り付け下地検査

普段目にする部分にある材料は「仕上げ材」と呼ばれ、仕上げ材を支える基礎部分に使用され隠れているのが「下地材」です。下地材の例は下記のとおりです。

 

・ベニヤ板:床や壁に使われ、耐火性と耐水性に優れるのが特徴

・石膏ボード:天井や壁、床など住宅のあらゆる場所で使用され、断熱性と防火性が高い

・パーティクルウール:内装の下地材として使われることが多く、軽量で加工しやすい

・グラスウール:屋根や壁の中の断熱材や吸音材として活用される

 

これらの下地材が設計図面どおりに施工されているかや、下地材へのネジの打ち込み位置が正しいかどうかを確認します。

 

カラーセレクト検査

カラーセレクト検査とは、外壁や屋根などの外装や、壁紙や床の色合いが、施主の指定どおりになっているかどうかを調べる検査です。カラーサンプルと照らし合わせながら、目視でチェックします。

 

パンフレット検査

建物の立地などの条件から、内装が設計図面より変更される場合も少なくありません。設計図面より変更がある場合には、事前に施主に相談があります。

 

ただし悪質な業者のなかには、無断で大幅に変更する場合もあるため、設計図面から変更された箇所がないかを専門業者がチェックします。住宅が引き渡される前に第三者の目で検査してもらえるため、安心できるでしょう。

 

設計変更・有償オプション検査

設計変更検査では、設計変更をした箇所が変更内容どおりに施工されているかを検査します。特に大手のハウスメーカーや工務店は下請けの施工会社へ建築を任せていることも多く、設計変更の伝達ミスが生じるケースもあります。

 

そのため建築関連の専門知識を有する検査業者によって、判断しにくい設計変更や有償オプションの内容が問題なく施行されているかを確認するのです。

 

まとめ

一軒家やアパートなどの建築物には、下地材と仕上げ材が用いられます。例えば、床には石膏ボードが下地材として敷かれ、その上にフローリングやタイルなどの仕上げ材が設置されます。

 

新築の引き渡し前には、建物の材料に不具合がないかどうかを検査しなければなりません。不具合を調べる検査が含まれる「中間検査」や「完了検査」は建築主に義務付けられており、依頼された検査専門の業者によって細かく調べられます。例えばタイル外壁の場合には「タイル打診検査」、ウレタンが使用されている構造物に対しては「ウレタン検査」が実施されます。

 

なお「合同会社えにしす」は、戸建て住宅やマンションの建物検査を実施する会社です。タイル打診検査やウレタン検査、パンフレット検査など、建物に使用される材料や構造物に合わせて幅広い検査を実施しています。

 

「建物検査について詳しく知りたい」「自宅に使われている材料の不具合がないかをチェックしてほしい」などのご相談は、お気軽にお問い合わせください。

建築検査や住宅補修なら

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