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建築業者が行うリペアとはリフォームとは違いメリットがある

 

家の傷や壊れた場所を補修したいときに、どのようにしたらいいのだろうと不安になる人も多いと思います。家のなかの目立つ傷は気になりますが、高いコストをかけたくないとも思います。

 

そのようなときに、おすすめなのがリペアです。この記事では、リペアとはなにか?リペアとは建築リフォームと違いがあるのか、メリットとデメリットはなにかついて紹介しています。

 

記事を読めば、建築におけるリペアとはどのようなのものか知ることができ、失敗を防ぐことができます。

 

リペアとはどのようなものか?

建築業界でいうリペアとは、傷や劣化した場所を修繕する作業です。一例として、ドアや壁のペンキが剥がれたり、フローリングの細かい傷などを、目立たたなくなる程度に補修します。

 

また、リペアとは家だけでなく、車に付いた傷を補修する作業についても使われます。なお家の壊れた場所を補修することをリペアと呼ぶので、建築業界ではリペアを、リフォームと同じようにとらえる場合もあります。

 

リペアとはリフォームとは異なる?

建築業界では、リペアとリフォームが同じ意味として使用される場合がありますが、実のところどのような相違があるのかを調べていきましょう。

 

リペアとは、傷や壊れた場所はそのままで、ペンキを塗って表面を補修する作業などを指します。一方リフォームとは、家の劣化した部分を新しくしたり、改装して原状回復する作業を指します。

 

生活スタイルが変わり、家を増築することもリフォームに含まれます。 家の状況や設備を現在の物よりも新しくすることで、生活しやすくなります。近年では中古住宅を買って、自分の生活スタイルやイメージに合わせて、現代的で暮らしやすい家に換えることが人気です。

 

リペアやリフォームには、国が決めた確かな定義はないので、建築業者が使い分けています。なお建築業者によって意味が違うので、使い方にこだわる必要はありません。

 

リペアとは多くのメリットがある工法

リペアを建築業者に依頼するときのメリットについて解説していきます。リフォームを依頼する場合と比べてどちらがお得かチェックしてください。

 

コストを抑えられる

リペアはリフォームよりも工事料金が安くなります。例えば物を落としてフローリングにへこみが出来たときに、リペアで依頼すれば、作業の費用は約1万円から3万円です。

 

一方で劣化がひどく、フローリングを新しく張り替える選択をする場合には、10平方メートルで約6万円から15万円が相場になります。建築業者のフローリングの張り替えには、現在の床の上から重ね張りをする方法と新しく張り替える方法があります。

 

重ね張りは現在のフローリングの上から新しい床材を重ねて張るだけの作業なので、料金は約6万円から10万円になります。

 

一方で現在のフローリングをきれいに剥がして、新しい床材と張り替える工法では、作業にかかる費用や床材、古いフローリングの処分料も必要になるので、約10万円から15万円を準備しなければなりません。

 

外壁のひび割れや小さな穴を補修し、カビ取りをするリペアであれば、約1万円から10万円が目安です。しかし、外壁を全体的にリフォームするとなると、壊れた場所を修理してから壁全体のペンキを塗り替える必要が生じます。

 

そのため、建築業者が補修する費用に加えてペンキ代、足場を取り付ける費用なども必要です。もし150平方メートルの外壁をリフォームするときには、約80万円から150万円が必要です。

 

室内の壁にできた穴や傷をリペアするときの費用は、約1万円から4万円です。穴が小さければ、パテで埋めてからペンキを塗るだけで補修できるため1万円以下で収まります。

 

ところが室内の壁を新しくリフォームするときには、現在のクロスを撤去する費用と新しいクロスの費用が必要になり、六帖の部屋のリフォームでは約6万円が必要になります。

 

このように、リペアでは補修する場所だけの作業になるので、全多的にリフォームするときと比べると、かかるコストを安く抑えられます。

 

工期が短くて済む

リペアはリフォームよりも工期が短くなります。例えば、フローリングのリペアは傷がある場所を補修するだけなので、一日で終わります。

 

フローリングをリフォームする場合は、10平方メートル程度の部屋であれば、新しく張り替える、或いは畳に置き換える作業の工期は一日で済みます。

 

しかし、キッチンの床や下地が劣化した場所のリフォームには二日以上かかることもあります。

 

外壁のひび割れ補修のリペアは、1日から2日で終了しますが、外壁をリフォームする場合には、足場を取り付けて、壁を洗浄してから下地の処理をします。

 

それからペンキを塗る作業が3日から7日ほどかかり、足場の解体や仕上げの清掃などを行うと、全体的に約7日から14日かかります。

 

室内の壁をリペアするときも、壊れた場所の補修たけで済むので一日で十分です。リフォームをするときには、10平方メートルの部屋であれば一日ですが、複雑な作りの部屋の壁であれば、二日から三日かかります。

 

このように、リペアの工期はほとんどの場合一日で終わりますが、リフォームを依頼すると、大規模な作業になったり、いくつもの工程を踏むため余計な日数がかかります。

 

環境にやさしい

リペアは現在の状態を維持したまま補修するので、ゴミが少なく環境にやさしい工法です。リフォームは壊れた部分を新しく改装する作業なので、どうしてもゴミが出てしまい、処分の費用もかかります。

 

リペアにもデメリットはある

リペアのデメリットは、壊れた場所の交換が必要なときに、対応が難しい点です。

 

リペアは小さな傷や汚れなど、簡単に修繕できるときに依頼できますが、家が全体的に劣化していて、床全体がボコボコしていたり、このまま使用し続けるのは危険だと建築業者が判断した場合は、リペアでは対応できないので、新しくするリフォームが必要です。

 

壊れた状態によっては、リペアが選択できないことがデメリットになります。

 

リペアを選んだ方が良い場合

リペアは壁やフローリングの傷が気になっているもののなるべくコストを抑えたい人や、大規模な建築リフォームをしたくない人、なるべくゴミを出したくない人におすすめです。

 

リペアは家の傷や汚れが気になるときの、ちょっとした補修に向いています。